BARRON'S 1100 words you need to knowを46週間で写経した
「BARRON'S 1100 words you need to know」という本があります。
一言でいうと「まるで学校」です。こんな面白い本があったのか!
というわけで今回はこの本をご紹介します。以降、愛称として「1100ワード本」と呼ばせてください。
1100ワード本のあらまし
1100ワード本は、より豊かな語彙を求める、ネイティブの大学生や社会人向けの本です。はっきり言って私にはレベルが高いです。
しかしこの本は45年近く売れているロングセラーで、枯れた単語がいっぱい載っていそうだな、と思って買ってみました。使い続けていけば、何故これらの単語が選ばれたのか分かるかも知れません。ネイティブは何を以って語彙が豊富と捉えるのでしょう。
まるで学校
1100ワード本の面白いところは、一週間刻みのスケジュールで勉強するようになっていることです。
月曜から木曜までは、毎日5個の単語を覚えるのが目標。そのために、課題となる5個の単語を使った長文、短文、言い換え、熟語が載っています。
金曜日は、その週に習った計20個の単語と4つの熟語、全てを使ったテストが出題されます。
土日はお休みです。ここがイカしてます。本の中に時間が流れているってすごいなと思いました。休むもよし、予習復習してもよし。
未来に進むにつれ、過去に出題された単語がさりげなく出てくるのも面白いです。やはり繰り返した方が記憶に残るということでしょう。
こうして約一年過ごすと、「あなたが覚えるべき」1100個の単語を覚えられるという寸法です。
実際に46週間やってみました
結構な量になりますね。
さて成果はというと、実は翻訳だけで精一杯でした。毎日1時間半くらいかかっています。語彙を増やすどころか自分の基礎学力の低さを痛感した日々でした。
非常にレベルが高くて、英検一級クラスの単語かそれを超えていることも多く、本当に教養レベルですね。これをすべて使いこなせたら、英語の達人の域だと思います。
前半は、長文を写経していました。
後半は短い方の例文のみ書き写し、あとは単語の意味を調べる方法に変えています。
ページ数は絶対必須。さもないと、バラけたときに泣ける結果になります。
このまま5周くらいしたら馴染めるかな、という感じです。
それにしても、ネイティブが何十年も推敲した例文がたくさん読めるのは非常にありがたいです。流行り言葉もなく、下品な言い回しはもちろんない、中庸の言葉です。
それと1100ワード本には、かなりの量のボーナス問題も掲載されています。そして巻末の参考文献も全部ひもとくなら、かなりの時間が必要になるでしょう。長く付き合える良い伴侶になると思います。
今後はさらにノートに追加で書き込みをするスタイルが良いかなぁ。それとも短い方の文章を、もう一度書き出す方が面白いかな。夢が膨らみます。
- 作者: Murray Bromberg,Melvin Gordon
- 出版社/メーカー: Barrons Educational Series Inc
- 発売日: 2013/03/01
- メディア: ペーパーバック
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次回予告
自分がいまコレをやってるんだ、と職場の同僚に見せたところ、アメリカ人にも中国人にも「ふーん」と流されました。
別にここまでしなくても、いいんじゃない的な。ちょっと凹みました。
そこで、次回は同僚から「これめちゃくちゃ良いよ!」と絶賛された本についてご紹介しますね。
「お前良い本もってるな!」
それはこちらのブログ記事をご覧ください。
(準備中)